この日、高校生活最初の方からずっと物議を醸していた、
ガチ部活兼部は無理でしょ。
「やるもん。」
と押し問答のまま1年間押し切られ、追試の嵐ののちにたどり着いた合唱部の定期演奏会。
7月頭の文化祭で1年生を含めた今年度のメンバーの本格お披露目だったのですが、
1年生の方が多い上にほぼ全員初心者なので、
お世辞にも上手いとは言えず、
この演奏会で再び歌唱された
ルパン三世のテーマ、なぞは聞いている方がドキドキするぐらいでした。
そうこうしているうちに関東大会で金賞を頂くほどに成長した部員たち。
再びのルパン三世も安心して聴けた。
すばらしかったです。
受験が終わって帰ってきた3年生(夏まで歌っていた)を合わせると、
19:14という他にない男女比。
男声が多すぎるぐらいかもしれない。
男声が乗れていないと、崩れるような瞬間があったりはするんだけど
厚みがあってよいです。私は好みです。
こういうのを見てしまうと、
今しかこんなことは出来ないししょうがないなぁと思うんだ。
楽しくてしょうがないんだろうなぁ。
1000席余りの文化センターで33人の部員の関係者でどうやって席を埋めるのかと思っていたら
席を埋めたのはOBと高校生。
なんのなんの、高校合唱の定期演奏会でこんなに人が入るってどういうことだろう。
OBの尽力はかなりありそう。
とにかく寂しい感じでは全然なかったです。
保護者が開場前に入ってもよいことになっていたので
それなりに予約が入っていたのだと思います。
男子高校生の集団があとからあとから入って来るんですよ。
どう見ても運動部だよね、みたいな男子たちも。
娘が長らくお世話になっている卓球部の先輩を見かけた。
やはり合唱部の先輩と仲がよいらしいので、同級生の応援に来たんだと思うけど。
普段合唱になど縁がないのに、友達が出るからって
聞きつけないジャンルの音楽を2時間半も黙って座って聴く気になります、普通?
合唱部が歌うようないわゆる合唱曲は、普段聞いている音楽と真逆の方向性だと思うので
難しいとかつまらないとか思いそうなものなのに。
今日ものっけから、
春望とか伊勢物語とかの古典モチーフの曲から始まったのです。
ポップスもあるにはあるけど、大人ウケを狙った古めのポップスだし、
ある意味目玉の金賞受賞曲は
バスが唱える般若心経にラテン語でメロディを乗せていくような(印象です。本当にそうか分からない)狂った曲ですよ?
私は曲そのものが素晴らしいなと思いましたけどね。
さて、これでやっと1年が終わりそう。
お疲れ様でした。
と思ったら、カレンダーを見ると次の本番は4日後のようです。
マグロみたいなやつらだな!
歌うのをやめると死んじゃう、みたいな。

