2025年09月04日

学校へ行こう

20250903.jpg髪を染めてもらっていて思ったんだけど、私、ゴーテルに似てる。美人という意味ではない。
←ゴーテル、本当は老婆なので白髪まじりで登場してラプンツェルの魔法で若返るんだけど、染めてもらう課程がなんとなくラプンツェルのその場面と重なるなぁ。

さて、9月の新学期前後は学校が辛い子に、登校しないことを呼びかける善意の運動が起こるみたいなんだけど…。

「学校に行くな、何とかなるだろう。」は部分的には同意するけど、
学校に行かないその後の受け皿や選択肢が極めて少ないことを考えれば、
可能であれば行く方向で、と思います。
学校へ行こう。

最近、「新体力テスト」というのが返されて、基礎データや体力テスト、生活習慣などの結果を分析してアドバイスをくれるものなのだけど、
高校2年生女子(全国)は「学校生活は楽しい」と答えた人は53%だった。

まあでもそんなものかなぁ。
楽しくはないけど、居られることは居られるぐらいの人が多いのかな。
それを思うと学業不振(=不登校のとても多い原因の一つ)を気にも留めないふりをして、
「熱中しているものがある」「学校は楽しい」と解答している娘に私はラッキーな親だなと思うのであります。

学校が辛い子も辛いけど、親も子供が辛いととても辛い。
しかもそれを子に悟られてはならないのでますます苦しいことだろうと思います。

中学生のお子さんを持つ友人が不登校気味で悩んでいるんだけど、
それは原因がはっきりしていると思われます。部活なんですよ。
理想の自分と現実の自分のギャップを受け入れられないし、
先生は怒鳴るし、やりかけたことを辞められないと思う葛藤で
部活のことを考えるとじわじわお腹が痛くなって学校に行けなくなるの。
部活を休むって決めたら、学校に行けるみたいなの。

ちゃんと専門のお医者様にも相談したそうで
親として打つべき手は打った上で、
おそらくそうであろうという結論になっているらしい。

主原因が部活で、原因排除が可能。これは救えるんじゃないか。どうだろう。そんなに甘くないのかな。
長期で部活を休んでみるとか、若干強制になってもやめさせたりして原因と距離を置かせるべきではないかと思います。
そりゃ多少の挫折感は残るかもしれないけど、背に腹は替えられないと思う。
たぶん、合わない恋人と別れた後みたいに
最初は悲しくてもだんだん元気になると思うんだけどな。
部活のせいで出席日数が足りなくなったら本末転倒だから。

友人も部活をあきらめていないのかもしれないと思いました。
今まで使って来た時間や努力を思うと捨てがたい気持ちがどこかにあるのかも。
ここまで彼を苦しめているのは合っていないんだろうなぁ。
少しでも前向きになれるようにと配慮からの言動なのだろうけど。
親の気持ちが子供を知らずに追い込んでいることもあるかもしれません。

親だけで悩みを抱える子供と向き合うのはとても難しいのだと思います。
いろんな思いがあるから、主観抜きではなかなか見られない。
理想を捨てられない気持ちもわかる。
悩み事はできれば複数の人に相談して、いろんな視点で考えて貰えた方がいい気がします。

出席日数が足りないよりは部活をやめた方がよいし、そこに期待していない高校の方が多いと思う。
彼の担任の先生は生徒の最善を提案してくれる先生だから、
心配しないで部活をどうするかも含めて相談したほうがいい。

「部活で怒鳴るって良くないと思います。」
と、担任の先生は親身になって考えてくれるそうですが、
どの口がそれを言ったのだ? まさか無自覚?
親からも生徒からも信頼の厚いこの先生、
恐ろしいことに、部活になると豹変して怒鳴ることで有名だった。

部活って勝負事なので熱くなりやすいのかも。
誰も自分のことは客観的には見られません。

娘と入れ替わりの学年だから先生の情報もある程度持っている。
悩んでいるって知ってたんだから担任が変わる時に声をかければよかった。
進路の希望を聞く限りでは、今すぐ立ち直らないとかなり厳しい。
どうかどうか、あと半分、楽しい学校生活を送れますように。

学校へ行こう。
posted by さと at 21:00| 神奈川 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | 育児 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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